富士氏のように知らないうちに死ぬのがベストかもしれませんが、自殺以外に自分の死に方はなかなか選べません。
以前、いくつかの週刊誌が、ブームのように死に方の人気ランキングを載せたことがありました。答えを求められたのは、いずれも死のプロとも言うべき医者です。回答は、どのランキングでも一位はがん。なぜ、と思う人も多いかもしれませんが、これは消去法による選択のようでした。
一般に、望ましい死に方としてイメージされるものにポックリ死があります。
長い闘病期間を経ずに、あっという間にちねば、死の苦しみも少ないと思えるからでしょう。
具体的にポックリ死の可能性があるのは、心筋塞か脳塞、あるいはクモ膜下出血などです。いずれも発作が起きたあとすぐ死ぬと思われているかもしれませんが、実際は発作と同時に意識を失うわけではありません。心筋塞なら胸、脳塞やクモ膜下出血なら頭に、激しい痛みを感じます。命を落とすくらいの痛みですから、激烈なと言ってもいいでしょう(クモ膜下出血では、金属バットで思い切り頭を殴られたような痛みとも言われます)。
その痛みを感じながら、これでもう死ぬのかとリアルに意識しなければならないのです。それがどれくらい続くかは人によりますが、取り返しのつかない思いに背筋を凍らせ、深い悔い、気がかり、恐怖と悲しみが一気に湧き上がり、それでもどうにもできず、死神の手に拉致されるままになるのが、ポックリ死です。
当然、ゆっくりと人生を振り返る余裕はなく、覚悟を決める間もなく、狼狽しつつ亡くなるのです。
さらに、ポックリ死は突然の死ですから、死後の準備ができていません。恥ずかしいことや、隠しておきたいこともそのまま、しておかなければならないこともできず、愛人からの手紙やSNSのやり取り、アダルトサイトの閲覧履歴など、死後に家族に見られたくないものも残したままです。
もう一つ、望ましい死に方として思い浮かぶのは、老衰死でしょう。十分に長生きをして、最後は眠るように亡くなる。なんとなく安らかなイメージがあるのでしょう。しかし、実際の老衰死はそんなに生やさしいものではありません。
私は在宅医療で、老衰のため息を引き取った患者さんを何人も看取りましたが、老衰死は死ぬまでがたいへんなのです。それまで元気でいて急に衰えるわけではなく、死のかなり前から全身が衰え、不如意と不自由と惨めさに、長い間、耐えたあとでようやく楽になれるのです。
視力も聴力も衰えますから、見たり聴いたりの楽しみはなく、味覚も落ちますから美味しいものを食べてもわからず、それどころか食べたら誤嚥して激しくむせ、そのたびに誤嚥性肺炎の危険にさらされ、腰、膝、肘とあらゆる関節痛に耐え、寝たきりになって、下の世話はもちろん、清拭や陰部洗浄、口腔ケアなどを受け、心不全と筋力低下で身体は動かせず、呼吸も苦しく、言葉を発するのも無理というような状況にならないと、ちねないのが老衰死です。
そこへ行くと、がんは治療さえしなければ、ある程度の死期がわかるので、それに向けて準備ができます。もう一度行きたいところ、会いたい人、食べたいもの、見たいもの、聴きたいもの、したいことを楽しみ、世話になった人に礼を言い、迷惑をかけた人に謝り(死が前提なのだからたいていのことは許してもらえるでしょう)、ケンカ別れした友とも仲直りする余裕があります。
己の来し方を振り返り、いろいろなことを思い出して、自己肯定したり、苦笑いしたり、感謝したり、自分をほめたりして、人生を慈しむ時間的な余裕もあります。あとは死ぬだけなのですから、何の努力も我慢も必要なく、自由気ままにすごせます。
その上、超高齢の不如意、不自由、情けなさに直面する危険も確実に避けられます。こんな安心なことはありません。
引用元: ・【死に方】じつは「老衰死」は悲惨…医師たちは「死ぬなら、がん」と口を揃えて言う
痛いっちゃ痛いんだけどガンの場合、死ぬ一ヶ月くらい前まで介護はほぼ不要な事が多いからな。
トイレ行くのすら一人じゃまともに出来ない老衰と比べたら心理的負担が本人にとっても家族にとってもだいぶマシ
大腸癌の末期はシールタイプのモルヒネかなんかで痛み無くなる
最近の痛み止めは凄いから
孫に縛られて殴り殺されて現金奪われた奴
これがベスト
痛みも何も意識の戻しようがねえんだからね
うちの母親はそれで逝った
オレは最後看取れなかったんだけど
看取った妹の話では一瞬呻いたあと静かになってしまったそうだ
かなり我慢強い母親だったので
一瞬の痛みは強烈だったかもしれんけどね
親父は肺ガンだったけど亡くなる一週間前からもう悲惨な状態だったよ
どこが穏やかな死だか
ウソつくのもいい加減にしろと言いたい
肺がんはキツいと言うな。
ウチの親父は大腸がんからの転移性肝がんで最期を看取ったけど、割と穏やかな方だったんじゃないかと思う。
がんも色々だな。
マジで理想
ガンは悲惨やで
末期になると猛烈な痛みでとても耐えられない
痛み止めも効かなくなる
24時間痛みに苛まれる
寝れない 食べられない
「殺してくれ」とマジで言う
苦しみぬいて死ぬ
親父がそうだった
ガンで苦しみながら亡くなる人もいれば、爺ちゃんは当日まで飯食えたし、足は弱っていたが移動も出来ていた
で自宅でポックリ
診断書も老衰
身内ながら、最高の逝き方だった
え?
成仏しろよ
毎日朝起きたら「今日死ぬ」覚悟を決めろ
毎日だぞ
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